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フロートを配置し、キャプションを書く

不安定な改ページを避けて図表を配置し、キャプション、ラベル、参照を加えます。

このページの内容

図と表は通常、LaTeX が読みやすいページを保つために移動できる番号付き要素である「フロート」です。ソース内の位置は、そのフロートを配置できるようになる箇所を LaTeX に伝えるものであり、ページ上の正確な座標を予約するものではありません。

完全な図を作る#

図番号をラベルに割り当てるため、キャプションをラベルより前に置きます。[htbp] のような配置オプションを使うと、LaTeX に複数の配置候補を与えられます。

LaTeX ソース
\documentclass{article}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{mwe}
\begin{document}
Figure~\ref{fig:workflow} demonstrates a floating image and its caption.
\begin{figure}[htbp]
  \centering
  \includegraphics[
    width=.62\linewidth,
    alt={Gray rectangular layout placeholder labeled A}
  ]{example-image-a}
  \caption{Layout placeholder; replace with the analysis workflow.}
  \label{fig:workflow}
\end{figure}
\end{document}
コンパイル結果
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表示されるのは、TeX Live が提供する文字 A 入りの配置確認用画像です。文書を共有する前に、研究用の図と、その図に合ったキャプションと代替テキストへ置き換えてください。論文では example-image-afigures/workflow.pdf などのプロジェクト内のパスに置き換え、代替テキストには図が伝える情報を書きます。アクセシブルな PDF のエクスポートでは、エクスポート時にこのテキストをどう確認するかを説明しています。

各文字は、おおよそ現在位置を表す here、ページ上部の top、ページ下部の bottom、フロート専用の page を意味します。これらは命令ではなく希望です。1か所に固定するより、LaTeX に複数の候補を与える方が安定します。

単独でも意味が通じるキャプションを書く#

有用なキャプションには、何が示されているか、どの条件や母集団を使ったか、どの視覚表現に説明が必要かを記します。本文では結果を述べます。たとえば、「図2はグラフを示しています」ではなく、「すべての標本サイズで精度が向上しました(図2)」と書きます。

慣例上、表のキャプションは表の上、図のキャプションは図の下に置きます。投稿先のテンプレートで異なる指定がある場合は、それに従ってください。\caption\label は、その内容と同じフロート内に置きます。

フロートが移動する理由を理解する#

LaTeX はフロートの順序を保ち、文書クラス固有の制限に従って本文の周囲へ収めます。そのため、先にある大きな図が、後続の図を待ち行列にとどめることがあります。フロートが離れすぎる場合は、次の方法を試します。

  1. 最初にそのフロートを説明する段落の直後へソースを移します。
  2. 余分な空白を減らすか、適切な画像幅を使います。
  3. [htbp] などで複数の配置を許可します。
  4. 許可されている場合は、実際のセクション境界で \FloatBarrierplaceins パッケージ)を使います。

[H]float パッケージ)は、フロートとしての移動を無効にします。確認済みの要件がある場合に限って使ってください。フロートを強制的に固定すると、大きな空白ができたり、近くの本文が不自然なページへ押し出されたりします。改ページを手作業で繰り返す方法は、さらに不安定です。

複数パネルや2段組みの結果を扱う#

2段組みの文書クラスでは、figure*table* が両方の段をまたぎ、通常は配置できる位置も限定されます。サブフィギュア用のパッケージは、投稿先が対応し、各パネルが1つの比較を構成する場合に限って使います。各パネルに簡潔なサブキャプションを付けたうえで、フロート全体には共通する主張を説明するキャプションを付けます。

フロートの順序やラベルを変更した後は、CorTeX の自動再実行が終わるまで待ち、最新の PDF を確認します。すべての要素が判読でき、最初に説明する箇所の近くに現れ、説明的なキャプションが付き、安定したラベルを通じて参照されていれば成功です。次は、番号付き要素の相互参照を学びます。